10/8/14 東京シュールキャバレエ

 東京シュールキャバレエ
 10/8/14 24:00~ 新宿FACE
 出演:カリカ 家城/犬の心/POISON GIRL BAND/しずる/ライス/かたつむり 林/スーパー平成ドデカバンド/畑中しんじろう/オコチャ/ピクニック/楽しんご/ジャングルポケット/囲碁将棋/あげは/ロシアンモンキー/ソドム/キャラメルマシーン/ラジークイーン/アンナ/少年感覚/紫ベビードール

大きなライブハウスにパイプ椅子がずらっと並んだみたいな会場。
歌舞伎町のど真ん中、地上7階の楽園。
とりあえず一番最初はシュール5が全員登場。カリカ林さんは欠席だけどかたつむり林さんがその代わりといっちゃなんだけどいるので、
「あれ?カリカそろいましたよ?」(笑)
開会ソングは、こんにちは計画田島さんことチャゲが担当。
まったくのどアウェイ感に心が折れているが、上手なのはさすが。
開会宣言を急遽まかされたのはライス関町さん。
「ようこそみなさん!盆、シュール!!」
なかなか上手い(笑) でも誰も気づかないww
そんな関町さん、周りにけしかけられまんまとコスる、。
「ではみなさんご一緒に!とうきょー シュール ファーあっちがったちがった!」
5ではなく今宵はキャバレエ。
相方のミスをカヴァーすべく立ち上がった田所さんも、
「そえであみあさんよおしいですあ??」(彼は滑舌がとんでもない)
結局頼りになるのはしずる池田さん。
彼がきっちり納めてくれて、真夏の夜の夢が始まった。
1部
・犬の心「帰れよ」
・ロシアンモンキー「桃太郎」
・キャラメルマシーン
・スーパー平成ドデカバンド
犬の心はさすが。長尺をかっちり生かし、今夜本当にシュールすぎる夜になるのでは、との危惧。
ロシアンモンキーは「達者な漫才」のキャッチコピーをものともせずの桃太郎漫才。こりゃ受けるって。去年のM-1みたでしょ?
キャラメルマシーンはマジックを披露。中尾さんより細い彼の存在そのものがイリュージョンである。
スーパー平成ドデカバンドは初・地上にお目見え。頭おかしくなりそう。
・畑中しんじろう&かたつむり林
・囲碁将棋「水曜日はチャゲ」
・紫ベビードール
・POISON GIRL BAND「ドカベン」
しんちゃんと林さん見れただけで今日来た甲斐ある。そのくらいかっこよかったMJ。これはぜひまた見たい。
いごしょのこのネタも見慣れてるけど何度見ても楽しいな。
紫ベビードールはキッチュでかわゆい女の子が何人も。セクシーなダンスはいつどこで見てもあこがれる。
新シュール漫才いごしょに対しての元祖シュール漫才ポイズン。あべちゃん、カリカの魔王の角つけてでてきちゃった。
2部
・オコチャ
・ジャングルポケット
・ラジークイーン
オコチャさんの漫談はかわいい。
ジャンポケの「楽な仕事じゃないよ!」は初めてきけた。
ラジークイーンは4姉妹。すさまじい迫力と破壊力。
・スーパー平成ドデカバンド
・しずる「ショートコント『なんだよ』」
・紫ベビードール
二度目の登場、ドデカバンド。構成員はデッカちゃん、中尾さん。
「食べるラー油うぜえ!」
しずるは「なんなの?」のほかに池田さんピンネタも。「はい、プードル。」は私もはまりそう。
紫ベビードールには男の子が一人お目見え。あの枠を狙った芸人さんがけっこういた、とのこと。
3部もとい暗部
・スーパー平成ドデカバンド
・フルーツおじさん
・あげは
・楽しんご
・アンナ
・ピクニック
・少年感覚
・ソドム
・ライス
三度目の正直、ドデカバンド。さすがに慣れ…ない(笑)
フルーツおじさんもお盆だけで二回目。こちらは歌えるほどになれました!
あげはは人を選びそうながらよく練られた面白い漫才をするなあ。え?活動休止?
楽しんごは去年のM-1以来。あの時は姉弟漫才をしていてそれもそれでインパクトがあったのだけど、やっぱりピンでもすごいや。
アンナさんはね(笑)、手拍子してた自分に苦笑だね。おもしろかった。
その後のピク兄の心折れっぷりがたまらない。
「フェ×おじさんの後はいやだ!」
少年感覚はタバコ箱の中の小人。かわいい。
ソドムくんはすごかった。馬のおもちゃと一緒に、一人何脚なんだろう。
そしてラストをかざるライス。
舞台にあらわれたのは関町さん一人。
彼は客席に向かって叫び、そして懇願する。
「お願いだ、撃たないでくれよ!」
しかしその願いも空しく、容赦なく彼に浴びせられる銃弾。そのたびに跳ねる彼の身体。
その動きがしだいにリズムを刻みだし……!?
***
すてきなショウ・ライブでした。好きなものもそうでないものも憧れるものもニガテなものも、きらきら舞台に次々登場して。
全く眠くならないのに脳がまるっきり覚醒して、夢みたいな五時間でした。
見ながらケラケラ笑っているだけのこちらとしては、ただの貴族のお遊戯をさせられている気分だったけれど、たまにはこんな夜も悪くないのかもしれない。
こんな夢みたいな夜があるかい。
そんな、お話。