10/5/29 神保町花月『ある妖怪のおはなし』

ライス

 『ある妖怪のおはなし』
 10/5/25~30 神保町花月
 脚本:ゴージャス村上
 演出:浅野泰徳(ジャングルベル・シアター)
 出演:ライス/若月/インポッシブル/かたつむり 林/ササキりな/[シークレットゲスト]しんじ
 ある時代のある所にある妖怪がいました。 その妖怪は人間になりたかったのでした。

これまたとっても単純でシンプルで奥が深いお話だった。
それこそ家城さんの伝え方、のようにさ。
……いいかげんカリカと比べてしまう脳みそを更新したいのだけど!
金曜、土曜と見に行きました。
妖怪モグちゃんと少年タダシの心の交流をえがいたお話。
いじめられっ子のタダシが住む村では最近妖怪による被害が頻発していた。
老人が襲われたり店のものが盗まれたり女子風呂が覗かれたり。
村の大人が連日会合を開く中、タダシは遊びに行った山で奇妙な生き物と出会った。
それは、真っ黒で巨大で毛むくじゃらの図体にホースと蛇口をぶら下げながらヨタヨタ歩き、なぜか眼鏡をかけた……
妖怪だった。
突然現れた人間に驚き叫びながら逃げる妖怪に、タダシは必死で声をかける。
「逃げないで!僕は君がこわくないよ!!」
「……え?」
妖怪とタダシは仲良くなった。モグラが七割、人間が三割の体だと自己紹介した彼に、タダシは「モグちゃん」と名前をつけた。
モグちゃん、は、
「人間になりたいんだ」
と自らの夢を語った。
***
えっと、ぱーっとタイトルで検索かけてブログ回ってみたら、みんなあらすじ書いてるからもういいんじゃない?とか思ったり……w
あとで余裕あったら書き足す。
ストーリーがシンプルで公演時間が短かった分、「ここもっと知りたいー」みたいな穴もけっこうあったような気がするんだけど、なんだろ、お芝居に全部持っていかれてしまった……
モグちゃんを作ったのは田所さんなんだけど、モグちゃんは実は失敗作で逃げだされたから困っちゃってて、でもモグちゃん自身は田所さんに自分が作られたってことを知って「僕にもお父さんがいる!人間のお父さんがいるから僕も人間なんだ!」って大喜びしたりとか。
そんなお父さんを追っかけてニコニコしながらいろんな話を聞こうと思ったら、田所さんは間髪いれずに彼のことをパァン、と撃ってしまったりとか。
……
あーだめだー
思い出すといまだにゾクゾクしてくる。
まともな言葉で書けるようになったらまた書こう