09/8/2 神保町花月『いきるきっかけ』

ライス

 『いきるきっかけ』
 09/7/28~8/2 神保町花月
 脚本:江藤美明
 演出:河童はじめ
 出演:ジャングルポケット/ライス/シューレスジョー/くすのきひろみ/大塚友里衣/KBBY



小さくまとまっていた。
演技力の高い面々だっただけによけい?
こじんまりとおさまってしまい、なんだか物足りない。
だからじゃないけども、久しぶりにアンケート書いたうえに、客出しで仁さんに話し掛けに行ってしまいました(笑)


ジャンポケ太田
……主人公。幼くして両親をなくし、施設で育ち、少年院に入っていた過去もある。見知らぬ女にたくされた赤ん坊にすっかり情がうつり、男手一つで育てることに。しかし彼は勤めていた工場でクビを宣告されたばかり。赤ん坊のために新しい仕事、ホストクラブでの口を見つけ、働きはじめる。

シューレスジョー
……太田の元仕事場の上司。複雑な過去を持つ彼を受け入れ雇う際には尽力してくれたが、今回ばかりは力及ばず。泣く泣く彼にクビを告げる。

ライス関町
……太田の親友。元々工場で働いており、口をきいて彼を入社させてやった。クビにされた彼をずっと気にかけているが、そんな太田はどこぞの赤ん坊に夢中。育てるという彼の決意を受け入れ、新しい仕事探しに協力する。

ジャンポケ斎藤
……太田の新しい職場、ホストクラブの店長。最初は子連れの彼に難色を示すが、赤ん坊で女が連れると気付き、雇うことを決める。

くすのきひろみ
……ホストクラブに通う女。太田の赤ん坊を見た瞬間、動揺する。夫がいるが政略結婚に等しく、しかも夫には前妻とその間に子供もいる。夫が子供に情を残していることを気にかけ、私を愛して、と突っ掛かる。

ジャンポケ武山
……女の夫。すれ違いと会社の経営不振が原因で別れた前妻とは仲が悪いが、まだ赤ん坊の息子のことは大好き。彼女から息子が誘拐されたという連絡をうけ、飛んで向かう。警察が操作を続けるも、なかなか子供は見つからない。不安な日々を過ごすうち、妻との間にも亀裂が……。

大塚友里衣
……武山の前妻。仕事をしながら女手一つで息子を育てる。疲れきった生活の中、息子が誘拐され、ほっとした気分すら味わってしまう。しかし仕事先の一つで働く太田と出会い、彼が子供と向き合う姿勢に触れ、自分の息子の大切さを実感し始める。

ライス田所
……武山元夫妻の息子失踪事件の担当刑事。操作を続けるうち、以前から目をつけていた斎藤のホストクラブに行き当たる。

「お前を誘拐犯として逮捕する!」
突入する田所、ナイフを構え抵抗する太田。
「息子を返してくれ!」
刑事を追ってやってきた武山が叫ぶと、妻がついに真実を告げる……
「私が彼に赤ちゃんを渡したのよ!あなたがいつまでも昔の子供に情を残したままだから、あいつさえいなくなれば私のことを好きになってくれると思って……」


良かったシーンは断トツで、斉藤さんと仁さんのタップダンス対決(笑)
斉藤さんは本当に良いなあ……演技してなかったのに、素の斉藤だったのにwとてもよかった。
武山さんもいいじゃんと思ったら、台詞を減らされたうえでの精一杯だったみたい(笑)
関町さんもよかった。叫ぶのは良い。

送り出しは仁さんとだけ話しました。
舞台に上がってないときはないときで、キャラが定まっている。
演者さんがずらりだったので、欲しかったマンスリーよしもとは三省堂にて購入。
ついでに神保町花月100公演記念のブックレットが出てたので立ち読み。
1500円は高いけど欲しい……
好きな人の直筆ずらり並べて見れるって、個人的にかなりおいしいのです。(そこ?)
ラストで又吉さん、宮地さん、仁さんの芸人脚本家対談があったけど、仁さんがやはりあまりしゃべってなかったので残念。
また見かけたら立ち読みしよう。