雑記

レッドシアターでまさか田沼さんのネタをやるとは思いませんでした。
しずるのこのネタを初めて見たのはたしか2月のことだった。
わーお、半年前。
これでしずるにガツンとほれて今に至ります。
シュール5好きもメンバーの各コンビ好きも、結局はしずるがきっかけです。

田沼さん、やっぱりテレビ仕様でテンポ感がはやまってたのは残念でした。
途中からゆっくり段々こわくなってくのがいいとこなのにー！
ネタの展開とオチも変わってました。たしかにアレはテレビではできないのかな。
とはいえ、これはこれでかなりの「らしさ」を出せたんじゃない？
録画ボタンも押せたし満足。

追記にAGEAGEで私が見たものと今日のレッドシアターの相違点をかいときます。
いつかどこかで実際見るのを楽しみにしてる方は回避推奨。

以下ネタバレ……
「」が村上さん、『』が池田さん。
わりと正確だと思いますがREDver.はかなり抜粋になっちゃってそうな気が。

「だるまさんがころんだ」「だるまさんがころんだ」「だるまさんがころんだ」
「田沼さんがころんだ」
田沼さん転がりつつ登場。
「田沼さんこんちは」『こんちは！』
「田沼さんは五十だ」『そうなんすよーもうねえ加齢臭もきつくなってきちゃってねえ』
「田沼さんなりのコロンだ」『田沼ちゃんディオール、なんつってねえ！』
「田沼さんはすべった」　田沼さんゲラゲラ笑う。
「田沼さんはこないだ、人生でもころんだ」
『そうなんですよ！会社リストラされちゃってねえ！』
「田沼さんの家庭も、それとともに滅んだ」
『女房が子どもつれて実家帰っちゃってねえ！』　田沼さんげらげら笑う。
「田沼さんこんちは」『こんちは！……第二の人生、こんちは！』
ちっくしょう、田沼さんは走り出す。
「田沼さんは走った、田沼さんは走った、ただただ走った、でも身体は五十だ」
ぜえぜえ、そして地団駄を踏む田沼さん。
「田沼さんがじだんだ、でも身体は五十だ」『膝やっちまった』

(REDver.)
「田沼さんは見つけた」『四つ葉のクローバーだ』
しかし靴の底を見ると。
『犬の糞じゃねえか』　ちっ、田沼さんは舌打ちする。
「田沼さんは見つけた」『宝くじだ』
まさかと言いながら。
『一応確認するだけな』
「田沼さんは当たった」『当たった！』
「田沼さんは踊った」『こんちは！第三の人生、こんちは！』
田沼さんはくるくる回りながら踊る。
落ちていた傘を拾い、真上にかざしながら踊る。
「田沼さんに落ちた」『え？』
「田沼さんに落ちた」『雷？』
雷鳴がとどろき稲妻が光る。
田沼さんは倒れる。
「田沼さんがころんだ」

(AGEAGEver.)
「田沼さんは悟った」『そうだ、死のう！生きててもしょうがないしな！死のう！』
子どもに扮した村上さん登場。
「おじさん、死ぬのかい？」『そうだ、死ぬんだ』
「じゃあこわいものなんてないな。死ぬ前にコイツ、やっちゃってくれよ」
村上さんがピストル、軍手と顔写真を手渡す。
「やってくれたらお前の望みを叶えてやるぜ」
田沼さんはゆっくりそれらを身につける。
「田沼さんは殺し屋」
「田沼さんドアを蹴った」
「田沼さんバンバンバン」　田沼さん、にやりと笑う。
「バンバンババンバンバンバンバン！」
田沼さん、一息ついて倒れた相手を蹴る。
「田沼さんがころした」
『よし、あいつのところへ帰ろう』
田沼さんは走って帰り、軍手を外して村上さんにそれらを手渡す。
『ほら！やってきたぜ！望み、叶えてくれよ！』
村上さん、黙って銃を田沼さんに向ける。
「死にたかったんだろ？」
パン。
田沼さんは倒れる。
「田沼さんがころんだ」

REDver.は最後池田さんが「ついてねえなあー」と言いながら倒れるのですが、それ、ないほうが絶対いい！
ブラック加減がとても好き。
AGEver.は終わったあとにオマケがつきます。
村上さんと幽霊になった田沼さん。
「こんなふうに、人は死んでしまうと、
だるまのように、転がって、倒れて、動かなくなる。
次は、誰かが、転ぶんだ……！」