13/1/16 神保町花月『エクセレント!!』

ライス

 『エクセレント!!』
 13/1/16~21 神保町花月
 作・演出:マンボウやしろ
 出演:ライス/グランジ 下絛幽太郎/グランジ 五明/かたつむり 林/伊藤真奈美/工藤史子/カゲヤマ/ランパンプス
 オモチャ工場の次男スグルの心はアノ日から閉じているがいつか心の底からエクセレントと叫ぶ!言葉が無くても届くもの。

ぜんぜん本編とは関係ないお話ですが、大さんが改名したのっていつだったっけ?
前回はまだ大さんだったってことでいいのかな?
たくさんの人が大絶賛していてレポもそこらじゅうにあふれてて、もう語る必要ないかなあなんて思っちゃうけど、私もただのエクセレントファンの一人です。初日16日と、土曜日20日の2回見に行きました。
感じたことをつらつらと。前回は、こんなことを書きました。 → 
役も一人ひとりにぴったりはまっていたし、使われている曲も曲を聴くだけでシーンが思い浮かぶほどぴったりマッチしていたし、大さんあらため幽さんのはっちゃけっぷりは少々はみ出ていたけど(笑)ストーリーもぴったりおさまっていて、本当に、何度見ても最後には立ち上がって鳴り止まない拍手を送りたくなってしまうお話。
難しいこと考える必要は何もないと思う。
一人の人物の表裏というものをライスの二人がほんとよく好演していて、というと私にしちゃ遠巻きすぎる感想だな(笑)
とにかくまず、このお芝居に入り込むきっかけというのが、冒頭のライス二人の掛け合いなわけです。
まるで漫才みたいな鮮やかなやりとりは、別に公演を繰り返したからっていうんじゃなく、私が最初に見に行った去年の二日目からそうだったんだよな~。
この二人についての「解釈」っていうのはほんとに人それぞれになりそう。
だからこそ家城さんも2種類のエンディングを用意したんでしょう。
ここでおもしろいなあって思うのは、「あえて語らないことで観客に想像させる」という手法がありつつ、「あえて両方みせることで結末をゆだねる」ってとこかなあと。
……そうとうもだもださせられました。
私の勝手なライス観のひとつは、「おいてかれる関町さん」なわけです。
(「お日柄もよく」ではそれが違ったというとこでガツンときてしまいましたが)
それを両方ともいとも簡単にやってくれるなよう、と。
たしかにハッピーエンドのはずなんだけど、どこかしんみりしてしまいました。
そんなこんなは置いといて、どの場面を思い出しても誰を思い出しても、にこにこ笑顔になってしまうような、私にとってはいまだにそんなお芝居です。
今度はルミネでやるんだってね。
ちょっと、それなら単独を…とか割り切れない思いがないではないけど、きっと見に行っちゃうんじゃないかなあ。
どうか、多くの人に、あまり難しいことは考えず、見に来てほしいなって思います。