10/2/26 シュール5 本ネタ公演

 東京シュール5 本ネタ公演
 10/2/26 18:30~ 全電通ホール
 出演:カリカ/犬の心/POISON GIRL BAND/しずる/ライス/かたつむり林/インポッシブル/遠藤はやと

シュール5ですよ。
この日のために(というわけでもないのだけど)とことんライブ摂取量ひかえてましたよ。
べつにそんなことしなくてもめちゃくちゃ面白い舞台だった!
当初出演予定だった囲碁将棋不在の謝罪会見から始まり、かたつむり林さんはどちらかといえばお手伝い出演的な立ち位置で、ライスがとことんまで輝いていた夜でした(当社比)。
開演前に隣席の方からお声かけられ、嬉しい再会。
・POISON 漫才「しりとり」
愉快なくらいネタに入るまでのくだりが長い。
「家城さんが、トップバッターは漫才の人のほうが色々時事ネタとか盛り込めるだろうからって」
フリだけじゃなくてネタ本編も、よりどりみどりのバンクーバーオリンピック。
・ライス「シロッペ」
今回唯一新ネタおろしてない。理由は単独が近いから。
シロッペはこのまえの単独でやったやつ。
「アニメっぽさ」を完璧に演じていた。
好き嫌い、はまるはまらないは置いといて、本当に隙がないな、と思う。
最後のオチはもっともっと毒が強くていいんじゃないかな?
・しずる「度忘れ」
しずるは「誰が見てもおもしろい!」ってやつと「これはわからん」ってのがあると思って、これは後者だった気がする。
こんなとこでくらい好き放題すればよいのでは。なので良し。
・犬の心「おもちゃ買って!」
とんでもない下ネタが織り込まれてたけど、それを込みにしても面白いなーって思った。
狂気、が見えるからかな。
・カリカ「進路指導」
家城さんの頭を抱えるしぐさが私は大好きなのだ。
本当に、この世の終わり、って感じで。
今回のユニットコントのテーマは「椅子」。
各コンビのネタ書く方(しずるは村ちゃん)が作った5つの椅子コントをやる。
合間に林さん、インポッシブル、遠藤はやとさんのネタも。
考えてみれば13個もネタを見るがっつりライブだったのね。
中MCで阿部ちゃんと池田さんがいちょいちょしてた。
「いつか二人でラジオやろうな!」(阿部)
自分たちが「できない子」だとわかっている二人。
・押見作「ぼくらのおじさん」 村上、かた林、池谷、関町
関町さんの「ワァオ!」の一瞬の動きがおもしろすぎて、それだけでほんとどうでもいいや……マンガだった。誇張抜き。
四人の演技力を見せ付けられた。
・かたつむり林「コンビニ強盗」
とてもおもしろいネタだった。ピンでもすべってるとこ見たことない。いっつも心配にはなっちゃってるんだけど。
でもやっぱり二人のネタが見たいなあ。
・田所作「パイプ椅子の歴史」 カリカ林、吉田、池田、蛭ちゃん
このネタ書いていいのかなあ…書いたら失われそうだなあ……
台本と配役の妙よ。
「今から嘘の歴史をお話します」で始まり、
観客がストーリーに引き込まれきったところで、
「ま、全部嘘、なんですけどね」とくつがえされる。
信じてよいものが一つも残ってないのに、心にわきあがった感傷にぞくぞくと身震いする、そんなお話。
・インポッシブル「ドリームマッチ」
最後惜しかったな。いろいろ間違えてしまった。
・吉田作「お引越し」 インポシ、しずる池田、押見、家城、関町、かた林
これもなんだかアクシデント発生。
惜しい感じになってしまった。
・遠藤はやと「暮らしのお役立ち」
短いので危なくなる前に終わってよかった。
カスタマイズアームはどこへ?
・家城作「ディオール」 池谷、阿部、田所、家城
ファッションショーならぬ椅子ショー。
阿部ちゃんの色気はんぱない。田所氏はドS仕様。
・カイジ かたつむり林、インポッシブル、遠藤
元ネタを知らなかったのが残念。
・村上作「合コン」 カリカ林、阿部、関町、その他
さすが関町さんの使い方をよく分かっていらっしゃる。
ド下ネタでおわるなよ!
ユニットの二本目から仁さんの才能にぶるぶる震えていた。
こわい。どこまで行っちゃうんだろう。