チーモンチョーチュウ単独ライブ『小次郎』
2009/9/10 19:00~ ヤクルトホール
出演:チーモンチョーチュウ/その他
初めてのチーモン単独はグロくてポップなおもちゃ箱でした!
以下ネタバレ注意。
コントはともかく漫才は今後やってくと思うので。
ライブスタンドに行ってないのでわかりませんが、最初はライブスタンド風味でした。
ただ出演者がチーモンしかいないので、ド頭からチーモン漫才を4本連続くらいで見るはめになるというw
非常に贅沢な感じで!
漫才はすべて初見でした。単独用におろしたのかな?
2本目の入りのくだりがとっても好きでした。
「結婚なんかしたいなと思いまして」
「お前結婚しないだろ。だってゲイじゃん」
「ゲイじゃねえよ、女の子が好きだよ!オレがブタ彼女にしてるの見たことあるか?」
「だってブタ好きって言ってたじゃん!」
「それはブタを食うのが好きって意味だよ!」
「……食う?」
「ちがうちがうちがう!だからオカズって意」
「……オカ」
「ちがう!!!!」
菊地さんが一人でボケツッコミするより白井さんが絡んだほうがずっとずっと楽しい。
そしてあらためて書き出してみると、私が頭の中で省略しちゃってる気がしないでもないけど、論点のずれてく様がおもしろい。
菊地さんは論点のずれに対してはツッコミしないことが多いんだよなー。
コントは2本やりました。たぶん。
『ドッキリ』と『コンビニ』。
どっちも意味がわからないながらに、特にコンビニが良かった。
ただコントにおいてのチーモンらしさってわかんない!
『ドッキリ』は仕掛け人の白井さんとターゲットの菊地さんの、ドッキリをばらした後の会話。
「ええ!じゃあ喫茶店で5000円のコーヒーがでてきたのも……」
「そうです。麺つゆです」
「は?5000円は?」
「正規の値段です。そうなんです。他にもありましたよね?」
「え、じゃあアユミちゃんと旅館でお泊りできたのも……」
「ベッドでちゅっちゅしてましたよね」
「あれもそうなんですか!?」
「そうです。僕です」
「は?……入れ替わった?」
「そうです。入れ替わったんです」
なんやねんw
もいっこのコンビニの方はもうちょっとやりたいことが明確。
場所はファミマっぽいコンビニ、店員の白井さんと客の菊地さん。
菊地さんが入店すると、ファミマのドアが空いたときに流れる音楽がきこえる。
でもその音楽がそれだけで完結しない。
その音がまるでバッハのインベンションの主題だったみたいな感じで、ずっと音楽が流れ続ける。
そしてまた主題に戻ってすっきりしたと思いきや、エンドレス。
菊地さん、ずっとそわそわしながら買い物し続けるはめに。
そうだ!漫才ですっごい面白いのがあった。
『異種格闘技』?ほぼ白井さんのピンネタ。
ふつうカブトVSクワガタみたいな異種格闘技を、もっと面白い組み合わせがあるんじゃないかって白井さんが提案。
「ピザ屋のおっちゃんVSマッサージ師」みたいな意味不明なカードばかりの勝ちあがり戦を、一人芝居で演じきる。
「掃除のおばちゃん」が「気象予報士」のおこした雷を絶縁ゴム手袋でキャッチし、ダイソンの掃除機でこなごなに噛み砕き、
「ふう、明日は生ゴミの日だったね」
秀逸!
VTRとかコーナーみたいなのもおもしろかったけどね。
しんじさん……何度か見て知ってたとはいえこわかった……(笑)
前の方の通路側の席だったので、いつ飛び掛られるかとひやひやしました。
「菊コレ」っていう、菊地さんが今季着ていたファッションをいろんなモデルにきてもらうってコーナーでした。
このコーナーでは、服を汚されたり伸ばされたりちぎられたりして飛び出そうとする菊地さんを、白井さんが全力で押さえる図がとてもよかった。
みのちゃんが出てきたのも嬉しかった。
というわけで「グロくてポップなおもちゃ箱」だったわけです。
私は、『おもちゃ箱』よりは『長編小説』のほうがずっと大好きなのだけど、チーモンチョーチュウというキャラクターに結びついたそれらはとっても面白かったな。
最初チーモンが登場したのが嬉しくてうれしくて(何度も見てるのに!)、息をつめて見入ってしまったため面白いかどうか全くわからなかったのは内緒ですw
ていうか白井さんが楽しかったならもうなんでもいいやっていうのもある。