09/11/6 カリカMEETS vol.4

 カリカMEETS vol.4
 09/11/6~8 北沢タウンホール
 出演:カリカ/小林顕作/山崎樹範/永野宗典/李千鶴/コッセこういち/デッカチャン/浅野千鶴

よかったです。狂ってました。いろいろと。
まずさっそく、フライヤーにまぎれて家城さんからのお手紙が入ってました。
来年6月の単独がつまらなかったら芸人をやめるそうです。今年の単独と同じ宣言。
今から楽しみでしかたないです。
たぶん就活も卒論もまっただなかだけどさ!絶対行ってやる。

以下ネタバレだらけの感想などなど。

・永野宗典 MEETS カリカ『ケツアゲ』
密室に二人、家城さんと永野さん。
目を覚ます永野さん、状況がつかめない。
鳴り響くサイレン、部屋が真っ青に染まる。
やってきたのは『コブシ』。
コブシは二人を散々殴って、去っていく。
またも鳴り響くサイレン、部屋が今度は真っ赤に染まる。
そしてやってきたのが、『ケツアゲ』。

最後の家城さんのつぶやきがとっても良かった。
彼はまた一人になってしまうんだね。カリカはオチがとても良い。好き。

・李千鶴 MEETS カリカ『まなぜに回し』
伝統芸能『まなぜに回し』を生業とする師弟のお話。
千鶴さん扮する90歳の師匠、彼女に惚れた林さん扮する弟子、そして『愛銭』の家城さん。
三人の愛憎関係をめぐるお話。

家城さんの人間的にぎりぎりな格好といい、人間的にぎりぎりな振る舞いといい、あやうさはしびれるほど。
ペットとかさ、そういうことばかりでもけど、世の中に不自然なことって山ほどあったんだなあ。

・山崎樹範 MEETS カリカ(忘れちゃったけど、妖怪のお話)
人が使い終わった楊枝をこっそり洗ってもとに戻す『ヨウジアライ』、CDの中身をこっそり盗む『ナカヌキ』、ネクタイを集める『ネクハゲ』。
(うわあネクハゲ再登場!)
三人の妖怪の友情のお話。

ちょっと、もちゃっとしてたけど、うん。
そこまでヒリヒリする、痛い要素がなかったので残念。

・小林顕作 MEETS カリカ(これもタイトル……てか)
人の排泄物を食べることに挑戦する、狂った研究所のお話。
狂った所長の小林さん、狂った研究員の林さんと、狂わされてしまった清掃員の家城さん。

設定としては一番ぶっとんでたし、一番インパクトもあった。
痛い、ではなく、ひたすら、ねじまげられてる感覚。
最後死んでしまった二人の男と、それでも食べられなかった一人の男。
人間、無理なものは無理なんです。

・幕間 コッセ MEETS 浅野千鶴 MEETS デッカ
コッセさんの飛んできっぷりたるや!!!
千鶴さんが二人で少々まぎらわしかったですが、どちらの千鶴さんも魅力的で素敵な方でした。こちらは可愛い千鶴さん。
デッカチャンもキャラへのはまりっぷりが良かったです。

そりゃあ言ってしまえば単独のほうがすごかったです。
しかしあれは、今まで見たライブの中で群を抜くというすごさだったので。
でも、世界観をこうやって、一つのライブにおさめてくれるというのが好きなのです。